大月市観光協会 Otsuki Tourism Association
八ツ沢発電所一号水路橋【国指定重要文化財】

猿橋のすぐ東側に残る、明治の水力発電を支えた近代化遺産。

日本三奇橋のひとつ「甲斐の猿橋」の東側、深い桂川の渓谷に架かる「八ツ沢発電所一号水路橋」

1912年(明治45年)に造られた、初期の鉄筋コンクリート造アーチ橋です。
発電に使う水を運ぶための水路でありながら、周囲の渓谷美と調和する美しい姿も大きな見どころです。

猿橋を訪れたら、橋の上や周辺の展望場所から、ぜひこちらにも目を向けてみてください。

紅葉の八ツ沢発電所一号水路橋と新猿橋

紅葉に包まれる八ツ沢発電所一号水路橋

八ツ沢発電所一号水路橋の見どころ

① 100年以上前の鉄筋コンクリート橋
1912年に建設された、初期の鉄筋コンクリート造アーチ橋。明治から大正へ移る時代の優れた土木技術を見ることができます。

② 渓谷の中に溶け込む美しいデザイン
力強いコンクリートのアーチと、赤レンガを使った施設が周囲の自然と調和しています。新緑や紅葉の季節は特に美しい景観です。

③ 猿橋と一緒に眺められる
甲斐の猿橋のすぐ東側に位置するため、猿橋観光とあわせて楽しめます。古い木橋と近代のコンクリート橋が同じ渓谷に並ぶ、大月ならではの景観です。

④ 国の重要文化財
八ツ沢発電所施設は、日本の近代水力発電の発展を伝える貴重な施設として国の重要文化財に指定されています。

八ツ沢発電所施設 第一号水路橋 DATA
建設:1912年(明治45年)
構造:鉄筋コンクリート造単アーチ橋
橋長:42.7m
文化財:国指定重要文化財
重要文化財指定:2005年12月27日
所有者:東京電力リニューアブルパワー株式会社

猿橋とともに楽しむ渓谷の景色

水路橋は、名勝「猿橋」のすぐ東側にあります。

猿橋周辺では、木造の猿橋、八ツ沢発電所一号水路橋、さらに新猿橋と、時代も構造も異なる橋を同じ渓谷の中で見ることができます。

特に秋には桂川の渓谷が赤や黄色に染まり、水路橋と紅葉がつくる美しい景観を楽しめます。

紅葉の八ツ沢発電所一号水路橋

猿橋周辺から望む一号水路橋

赤レンガにも注目

水路橋周辺には、コンクリートだけでなく赤レンガを使った施設も残されています。

明治期の発電施設らしい趣のあるデザインと、自然に囲まれた渓谷との組み合わせも見どころのひとつです。

八ツ沢発電所一号水路橋の赤レンガ施設

水路と赤レンガを使った施設

なぜ渓谷の上に「水路橋」があるの?

八ツ沢発電所施設は、桂川にほぼ並行して延びる水路式の水力発電施設として建設されました。

上流で発電に利用した水をさらに下流へ送り、再び発電に活用するため、長い水路やトンネル、水路橋などが造られました。

八ツ沢発電所施設は、取水施設からトンネル、水路橋、調整池などが約14kmにわたって残る大規模な施設群です。

その中でも第一号水路橋は、当時としては大きな支間を実現した初期の鉄筋コンクリート造橋梁として、土木技術史上高い価値を持っています。

新緑の季節もおすすめ

紅葉だけでなく、新緑の季節もおすすめです。

鮮やかな緑、桂川の水面、重厚なコンクリート橋がつくる景観は、秋とはまた違った魅力があります。

新緑の八ツ沢発電所一号水路橋

新緑に包まれる一号水路橋

桂川から見上げると、さらに迫力ある姿に

桂川の水面近くから見上げると、アーチ橋の大きさや渓谷の深さをより強く感じることができます。

桂川から見上げる八ツ沢発電所一号水路橋

桂川から見上げる一号水路橋

「甲斐の猿橋」と一緒に巡ろう

八ツ沢発電所一号水路橋だけを見るのではなく、ぜひ甲斐の猿橋とセットで楽しんでみてください。

猿橋からは水路橋を眺めることができ、周辺の展望スペースからは桂川の渓谷美も楽しめます。

江戸時代から多くの人々を魅了してきた「猿橋」と、明治期の近代化を支えた「水路橋」。
異なる時代の土木技術を一度に見られるのが、このエリアの面白さです。

甲斐の猿橋について詳しく見る

国の重要文化財として

八ツ沢発電所施設は、初期の本格的な水力発電施設として高い歴史的・技術的価値が評価され、国の重要文化財に指定されています。

第一号水路橋だけでなく、取水施設、トンネル、水路橋、大野調整池など、広い範囲に残る施設群全体が日本の近代化を伝える貴重な文化遺産です。

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所在地

八ツ沢発電所一号水路橋
山梨県大月市猿橋町猿橋
名勝「甲斐の猿橋」東側

水路橋は発電施設です。
立入禁止区域には入らず、周辺の安全な場所からご覧ください。

日本三奇橋「猿橋」と、明治の近代化遺産「八ツ沢発電所一号水路橋」。
時代の異なる二つの橋と、桂川の美しい渓谷を一緒にお楽しみください。

詳細情報
文化財
国指定重要文化財
指定年月日
平成17年(2005年)12月27日
所有者
東京電力リニューアブルパワー株式会社